暮らし始めたあの頃は〜『男節』・東京屋アパート編

“暮らし始めたあの頃は‥”
で始まる斉藤和義の『男節』

おっ!四畳半フォークソングと思わせといて
日活ロマン系に傾いた
“‥そこが【温泉マーク】さ 台所〜”
                ※ラブホ=【温泉マーク】って昨今でもアリ?
はは!
男のロマンか‥AVの見過ぎか‥

ウチのに
「台所でしたっけ?」と聞いてみたが
「してないとおもう」と即答

男のロマンじゃないのっ!
それともエプロンしなかったワタシ悪いのっ!?
まっ‥いいンですけど

ちなみにワタシ達が暮らし始めた時に住んでたのは
その名も『東京屋アパート』
このヘンテコな名前のアパートは
ふたりで暮らした18年前でかなりのボロ

それでも
駅にもほど近いわ
片町(金沢の繁華街)までチャリで10分だわ
オマケに
道挟んですぐ向かいの緑豊かな赤煉瓦造りの図書館は【徒歩50歩】というスバラシイ立地条件

間取りは
六畳・八畳の和室二間に台所が二畳くらいだったかな
それが家賃二万八千円ポッキリ
そんな物件、幾ら地方都市でもあり得ないと思うでしょ
在ったのよ 実際ね

‥このアパート
確かに間取りは充分
立地条件もバッチリ

ただ普通に在るべきモノがない
‥トイレと風呂
そう風呂無し・トイレ共同で
住んでる他の住人も結構シュールな人達ばかり

左隣りの一人暮らしのオジサンは独り言が異常にデカイし
右隣りの占い師のような長い髪のオバサンは実はお妾サンだし
一番端の部屋は可笑しいほどソックリのおじいちゃんと息子サンの2人暮らしだし

納得の二万八千円
それでもお釣りが来るほど
環境も居心地も良かったもんで
ワタシが居着いて始まったふたり暮らし
快適この上なし


ただヤッパリ夏は暑いモンで
転がり込んだ居候の分際で
「シャワーくらい欲しいよね」と軽く言ってみた

数日後
仕事終わってアパートに戻ると
台所にチョットよれた赤い格子の英国風電話ボックスが立ってる

「何これ?」
「シャワールーム」

コンクリート混ぜるフネが置かれ
流しから引っ張ったホースの先にじょうろの蓮の実がくっついてる
電話ボックス風な赤い格子の囲いはビニール張り
簡易ポンプにて汲み上げ式の排水

嬉しくて 可笑しくて
ふたりでその電話ボックスで初シャワー

「づめてぇぇ」

「ははは、水じゃ無理?」

そんなこんなで
この台所にお湯が出て
ホントの
“そこが【温泉マーク】さ 台所〜”になるのは 幾日か後のことでございます
by siriki-otona | 2008-08-05 01:40 | 斉藤和義
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