また、参りました。

他人の感性に嫉妬しなくなって、人生はずいぶん楽になった。
でも
ひとり寝床で『ゆれる』を観た後、ケモノの様な声で泣いたあの夜を忘れない。
この西川監督の
ニンゲンへの目線、切り取とる具合、組み立ての妙
彼女の感性に抱いたのは嫉妬以上の気持ち
「参ったわ」ってカンジ。
その後の作品『ディアドクター』を経て
公開された『夢を売るふたり』
先日やっと当直開けの夜に映画館に行く。
観客はワタシだけだよ。

映画のストーリーはメンドーなので書きませんが
公開されてる予告編CMより
もっと厚みがあると思います。

ワタシ、実は不幸なヒトがキライなんです。
今の世の中
色んな不幸がありますが
皆が皆、不幸なヒトには成らないのよね。
嫌なのは
不幸な空気吸って、またそのまま吐き出してるヒト
迷惑な奴ちゃなぁと。

この映画
あぁ、なんでこうなっちゃうんかな?ってコトだらけで
ユーモアの入る隙がない。
でも
救いがあるのは
「人たらし」貫也の目線があるからだな。

面倒くせ〜オンナと思った田中麗奈演じるOL
ラストあたり
靴のヒールで貫也を殴りまくる。
彼女が初めて見せる激情。
このぼっこぼっこシーンが無かったら
彼女はワタシの嫌いな不幸なヒトのままだったわ。



生きるって
なんでこんなに息苦しいんだろう。
息苦しいのに
止めないで生きてるヒトたちは
なんでこんなに愛おしいんだろうかね.



by siriki-otona | 2012-10-06 21:52 | 映画
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